食文化ファイル「食材」

お茶(Tea plant 学名:Camellia sinensis) 2019:05:10:16:10:25 2019:06:04:09:49:51

お茶(Tea plant 学名:Camellia sinensis)のイメージ

『たべごころ』放映2019.6.1
[分類]ツバキ科ツバキ属
[主な産地]:静岡、京都、三重県、鹿児島など

旬の時期

 最古のお茶の専門書は唐代の陸羽が欠いた「茶経」です。「茶経」にはお茶の起源、効用、産地、製造法、飲用法や茶道具などが記載されています。お茶を日本に伝えた人は、栄西禅師で、宋から種を持ち帰り、背振山に植えたのが始まりです。
 日本では、一番茶は立春から数えて八十八日に摘まれたもので、高級品とされています。七月に摘まれたものが一般的な煎茶、八月に摘まれたものが三番茶となります。
(監修者:中村学園大学栄養科学部教授 三成由美)

栄養素・成分

食品成分表(可食部100gあたり)

食品成分表 *煎茶 浸出液(可食部100gあたり)
・エネルギー・・・2kcal
・たんぱく質・・・0.2g
・ナトリウム・・・3mg
・カリウム・・・27mg
・カルシウム・・・3mg
・マグネシウム・・・2mg

・ビタミンB₂・・・0.05mg
・ナイアシン・・・0.2mg
・ビタミンB₆・・・0.01mg
・葉酸・・・16μg
・パントテン酸・・・0.04mg
・ビタミンC・・・6mg
(参考資料:七訂増補日本食品標準成分表)

 日本茶の特徴は、抗酸化力のあるカテキンが含まれていることです。
 煎茶の浸出液には(お茶10gに90℃のお湯を450ml入れた場合)100g中に葉酸は16μg、ビタミンCは6mg含まれています。1日に1000ml飲用した場合60mgのビタミンCを摂取できますが、栄養成分を期待できるのは茶葉そのままを摂り入れる抹茶でしょう。
(監修者:中村学園大学栄養科学部教授 三成由美)

選び方

 緑茶を選ぶ時のポイントは、色が鮮やかで香りが高く、よく乾燥しているもの(歯で噛んでパリッと音がする水分5%以下のものが好ましい)、形がそろって綺麗によりが入っているものです。
(監修者:中村学園大学栄養科学部教授 三成由美)

調理法

 日本で最もよく飲まれている緑茶ですが、緑茶は「甘、渋、苦、うま味」をじっくりと味わうことのできる嗜好飲料です。また、水ではアミノ酸の甘み、ぬるま湯ではカテキンの渋み、熱湯ではカフェインの苦みなど三段階に分けて味わうことができます。
(監修者:中村学園大学栄養科学部教授 三成由美)

たべごころでのご紹介はこちら

健康

 茶はこれまでの多くの研究で、抗酸化作用、抗がん作用、抗アレルギー作用、血圧上昇抑制作用、脂質代謝改善作用などが報告されています。また、最近では内蔵脂肪を減らす作用が注目されメタボリックシンドローム予防として期待されています。茶にはカテキンという成分が含まれており、これらの作用を示す主要な成分として飲料にも利用されています。
(監修者:中村学園大学薬膳科学研究所 所長 医学博士 徳井教孝)

『たべごころ』2019.6.1放映 「抹茶香る クリームパスタ」

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