食文化ファイル「店舗」

レストラン 花の木 2012:06:16:16:11:04  2012:08:10:15:52:42

レストラン  花の木のイメージ

ジャンル:フランス料理

『たべごころ』放映2012.4.28

住所:福岡市中央区大濠公園1-3 ボートハウス
TEL:092-751-3340

【営業時間】
 11:30〜15:00(L.O14:00)
 17:30〜22:00(L.O20:30)
 ※ランチ営業、日曜営業
【定休日】
 月曜日(祝日の場合は翌日)
【席数】
 76席

http://www.oohoriboathouse.jp/hananoki/

地図

福岡市中央区大濠公園1-3 ボートハウス (Sorry, this address cannot be resolved.)

レストラン  花の木のイメージ

※たべごころで放映された料理
 「Menu de Saison」  10,500円(5月までのメニュー)
  前菜
   エビのギャレット仕立て
   アスパラガスのクーリーとライムと
  レモンビネガーの香り
  スープ
   オニオングラタンスープ
  メイン
   鯛のヴァプール・プランタニエールソース
  デザート
   イチゴとアーモンドとピスタチオのパイを
   ハチミツのアイスクリームと一緒に


   

※2012年4月28日現在

レストラン 花の木 支配人 黒木 昭博 氏

レストラン  花の木のイメージ

福岡市中央区大濠公園の湖畔に佇むフレンチの名店【レストラン 花の木】では、四季を感じさせる本格的なフレンチが味わえる老舗である。

□ 【レストラン 花の木】とは
昭和28年(1953年)、創業者・江頭 匡一氏が[ロイヤル中洲本店]を創業。現在の【レストラン 花の木】の前身である。異国文化への憧れが強かった時代、家具や食器にこだわった重厚な雰囲気に多くの著名人が訪れていたという。内装の細部にまで一流を求めた椅子やプレートは、現在も現役で使われており、本物を知る人が訪れる名店である。

支配人・黒木氏は「日本一のフレンチレストランを目指している」という。お客様がまず席について最初に目に入るのが、テーブルに並べられているプレートで、スタッフがいつもピカピカに磨いていて代々大切に使っているものだという。

□ 最善のおもてなしでお客様をお迎えし、最高の料理を提供する
料理がお客様のテーブルに運ばれて、ふわっと香りが伝わる。見た目、味、香りが非常に華やかで、食べたら美味しいと顔がほころぶ。そんなお客様の笑顔を見るのは最良の喜びである、と語る支配人・黒木氏。ソムリエである黒木氏は、フランス・ボルドーのミシュラン二つ星「コルディアン・バージュ」で共に修行したシェフと【レストラン 花の木】で感性溢れる洗練された料理を生み出し、優雅で軽やかなワインのサーブと料理を提供することで人々に幸せをもたらしている。

古典的な要素を残しつつも、感性のあるモダンなフレンチは、食の楽しさを感じさせてくれる。また、客席からも見えるオープンキッチンからは、肉がジューっと焼いている音が聞こえ、五感をフルに使い、食事を心から楽しむことができるのである。

大濠公園の景色、接客の中での会話、料理の美味しさなどトータルに【レストラン 花の木】を感じていただき、「楽しかった」と言っていただける、そんな幸せのお手伝いをこれからもしていきたいと支配人・黒木氏は語った。

店舗取材

レストラン  花の木のイメージ

今回、大濠公園の水際沿いに佇む【レストラン 花の木】を店舗取材させていただきました。今回は取材のみで撮影は別の日でした。


入口に一歩足を踏み入れると落ち着いた雰囲気のレセプションがあり、スタッフの方が2階へと案内してくださいました。正面左手奥にはワインセラーがあり、ワイン通をうならせるほどのワインが所狭しと並んでいました。ゆったりとした螺旋状に続く階段を上がり、2階へ。客席へと向かう廊下には、かの有名なマリリン・モンローが訪れた際の写真や開業当時の[ロイヤル中洲本店]の写真等が飾られていました。そして、当時から使われているという重厚な椅子やテーブル、光に反射し指紋一つないプレートが並べられた客席が広がり、その奥にある、マリリン・モンローが訪れたという個室へと通されました。窓の外には大濠公園の緑が生い茂り、とても静かな空間が広がっていました。さて、少々緊張しながらもこちらで取材開始です。[花の木]総支配人の吉岡氏も同席のもと、取材をさせていただきました。


創業者・江頭匡一氏とは・・・


福岡県城島市(現在の久留米市)出身の江頭氏は、第二次世界大戦後、米軍の物販・御用商、いわゆる“なんでも屋”を始めたことをきっかけにロイヤルの前身である「キルロイ特殊貿易株式会社」を1950年に設立。その翌年、福岡ー羽田間のJAL初フライトの機内食でサンドイッチを提供。そして、1953年に福岡市の中洲に[ロイヤル中洲本店]を開業。江頭氏は東京の一流レストランに行き「福岡に一流のレストランを作ろう」と思い、開業に至ったと言います。[ロイヤル中洲本店]はいわゆる高級レストランで、一部の富裕層にしか食べることができませんでした。しかし、ある時、靴磨きのおばちゃんが「一度でいいからロイヤルで食べてみたい」と言ったことをきっかけに、“誰でも気軽に行ける店”として1959年、福岡市天神の新天町に「ロイヤル新天町」をオープンさせました。そして1960年代の高度経済成長期を経て、1970年の日本万国博覧会開催の際に、工業で製品化したものを万博で提供。江頭氏は産業化しなければならないと感じ、これを期にファミリーレストラン「ロイヤルホスト」1号店を福岡県北九州市八幡区(現在の八幡西区)にオープンさせました。その後、関西や関東をはじめ、全国に「ロイヤルホスト」をオープンさせ、「たくさんの人にこの美味しいものを食べてもらいたい」という江頭氏の想いが広がっていったと言います。


看板メニュー「オニオングラタンスープ」とは・・・


1953年に開業して3ヶ月後に来店したマリリン・モンローとジョー・ディマジオ夫妻が3日間続けて訪れ食したという「オニオングラタンスープ」は、当時大人気の看板メニュー。淡路産の新玉葱しか使わないこだわりがあり、その年に採れた玉葱を少し熟成させたものを使用。パルメザン、グリュイエールの2種類のチーズを使いオーブンで焼き上げるそうです。11月に仕込み冷凍するので、取材時(4月3日)には、「今年は予想以上に多く注文があるので、6月以降は提供可能です」と支配人・黒木氏。現在メニューにはなく、予約時にコースのスープに入れ替えてほしいと要望があれば、+1,050円で提供可能だそうです。マリリン・モンローが好んだ「オニオングラタンスープ」は、飲み込んだ後にすっと気持ちよく味がきれていくという【レストラン 花の木】こだわりのスープです。


花の木ー内観いす.jpg一度訪れればファンになってしまうこのお店。調度品、料理、サービス、空間全てが洗練されていて、訪れる人を温かく迎え入れてくれる支配人・黒木氏の柔らかく優しい人柄が緊張を溶きほぐし、幸せなひとときを過ごさせてくれます。【レストラン 花の木】はしっとりとした夜に大濠公園を眺めながら一度は訪れたい名店です。


取材といいつつも素敵な時間を過ごすことができました。ご協力ありがとうございました。


《取材:食文化スタジオ 久志2012.4.3》


 


大濠公園ボートハウスからの景色も格別です。穏やかに揺れる水面を眺めながら楽しいおしゃべりに興じてみてはいかがでしょうか。


 


 

RKBたべごころでの詳細

http://rkb.jp/tabegocoro/broadcast/20120428/



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