講座概要
開催日時:2021年3月27日(土)13:00〜15:30
講 師:原田 健生氏
<BROT LAND オーナーシェフ>
会 場:食文化スタジオ3F
対 象:小学生とその保護者
内 容:デモンストレーション、親子調理実習、試食
①プレッツェル作り(成型)
②プレッツェルでサンドイッチ作り
(ハム&チーズ、クリームチーズ&サーモン)
参 加:10組23名
私たちの食育は"子供達が食に興味を持つきっかけづくり"と"家庭での反復再現性"をテーマにしています。3つのカテゴリーの中でも「キッズ・キッチン」は、子ども達に料理の楽しさ、食べる楽しさを体感していただくプログラムです。料理をあまりした事のないお子様にも楽しく参加していただける内容です。
薬院にあるパン屋さん「BROT LAND」より原田健生氏を講師にお迎えし「世界のパンを学ぼう!プレッツェルでサンドイッチ作り」を開催しました。
新型コロナウイルスの流行により、"おうち時間"というワードが話題にもなったように、お家で過ごす時間が長くなり、料理をする時間が増えてきたのではないでしょうか。
そんなおうち時間が増えてきた中、今回はプレッツェルの作り方を学びます。プレッツェルは普段は食べる機会が少ないかも知れません。しかし通常のパン作りでは2回必要な発酵が1回ですみ、ちょっとしたコツをつかめば比較的簡単に作れてしまいます。今回はプレッツェルでサンドイッチも作ります!
それでは当日の様子を・・・
まず原田先生よりパンについて教えていただきます。
原田先生のお母さまが生まれた国、ドイツは世界で1番パンの種類が多いと言われています。その中でも代表的なものが“プレッツェル”です。ビールも有名なドイツですが、プレッツェルを食べながらビールを一緒に楽しむのが一般的だそうです。
早速先生がプレッツェルを成型していきます。
中央部分を少し太めにし、細長くのばしていきます。
クルン♪とねじったたらプレッツェルの形が出来上がりです。
動画でお見せできないのがとても残念です!
他にも2種類の形を作っていただいて、実習です!
見ていると簡単にできそうな気になりますが・・・
実際はそうもいきません。
先生たちにコツを教えてもらいながらみなさん頑張って成型しました。
このあとは発酵です。
その間に生地作りを見せていただきます。
プレッツェルの生地はとても硬いので、ミキサーでこねていきます。
プレッツェルの特徴はモルトが入ること。
これであのプレッツェルの香りが出るんだそうです。
ある程度生地がまとまったら取り出し、台に打ちつけながらツヤがでるまでこねていきます。
こねあがったら、感触をたしかめるためにみなさんに触ってもらいました。
意外とかたくてびっくりしましたね。
つづいてはサンドイッチ作りのデモンストレーション。
今回は2種類のサンドイッチを作ります。
①ハム&チーズ
②クリームチーズ&サーモン
プレッツェルを半分に切って
どちらも最初にバターをたっぷり塗ってから…
ハム、チーズ、レタス、マヨネーズ
クリームチーズ、サーモン、ディル
具材を挟んでいきます♪
デモンストレーションの後は実習です。
みんな上手にサンドイッチができました!
発酵が終わったプレッツェルは1度冷凍庫にうつし、表面を固めます。
30分ほど冷凍庫で固めたプレッツェルは、苛性ソーダで作るアルカリの液体につけてから焼きます。この液体をドイツではラウゲン液とよび、通常は掃除などに使用するとても危険な液体ですが、これをつけて焼くことでプレッツェルのきれいな茶色に仕上がります。また焼くと熱による化学反応で、食べても安全な物質に変化します。
※肌や目に入ると危険ですので、作業する際は十分に気をつけましょう。
今回はすべて先生におこなっていただきました。
ラウゲン液につけたプレッツェルに塩をまぶし、切り込みをいれオーブンで焼いていきます。
どんどん色がついていきます♪
試食は、自分で作ったサンドイッチと焼き立てのプレッツェルです!
みなさんパクパクとても美味しそうに召し上がっていました。
焼き立てのプレッツェルが食べられるなんてとても贅沢です♪
受講された保護者様より
☆コロナ禍でおうちのなかでできることが増えました。
★普段なじみのないパンを作ることができよかったです。
☆世界のパンを知ることができ、帰宅してからも娘とたくさん話ができそうです!
また、お子様からは
★プレッツェルの作り方を覚えたので家で作りたいと思いました。
☆生地をのばして形をつくるのがたのしかったです。おいしかったです。
★おいしかったし、形をこねるのも楽しかった。
などたくさんのご感想をいただきました。
お家でも作ってみたいというご感想をたくさんいただきましたので、ぜひ、お家でも作っていただければと思います。苛性ソーダの取り扱いにはくれぐれも気をつけてくださいね。
講師を務めてくださいました、原田さん、アシスタントの大川さん、本当にありがとうございました。
また、ご参加くださいました皆様、ありがとうございました。
またのお越しをスタッフ一同お待ちしております。
食文化スタジオ 水嶋